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かせいスクールダイアリー

スイレンの花に思う

今年もビオトープの池にスイレンの花が咲きました(5月12日観察)。

 

家政中高ビオトープはC・D・E校舎にはさまれた中庭に位置し、120種以上の野草や、シラカシやヤマザクラの樹木が心地よい空間を作ってくれている、生徒たちもお気に入りの空間です。

いつもならこの時期は、中学ビオトープ委員とそのOGの高校生たちが、草むしりをしたり、生き物観察に忙しくなる頃です。

 

しかし、今年は3月からコロナ禍で休校となり、はや3か月。

生徒のいない学園には、ひっそりと静かな時間が過ぎていきましたが、生き物たちがそこかしこで息づいています。

メダカやモンシロチョウ、オタマジャクシ。その中でもスイレンの花を見ると心が洗われ、何ともすがすがしい気持ちになります。

 

ちなみにスイレンの花言葉は、「清純な心」「信仰」「清浄」「信頼」だそうです。
禅僧であり、作庭家の枡野俊明(ますの・しゅんみょう)さんは、雑誌『ニューズウィーク』日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる有名人です。

たまたま手にした冊子のインタビューでこんなことをおっしゃっていました。

 

「起きてしまったこと、なってしまったものは、取り戻すことができません。そこから、いかに自分たちが成長するきっかけにするか、禅は、負のものをプラスに転じて考える。パンデミックになったのなら、ここから何を学習し、人間として豊かな生活ができるように、何をすれば良いか、考える機会を持つことが大事です」と。

禅の世界には、「不立文字(ふりゅうもんじ)」という言葉があり、その意味は、「大事なことは、言葉や文字にならない。」ということのようです。

 

ウィルスも目に見えませんが、この機会に心をすませ、自分にとって本当に大切なものとは何かを考えてみるのも良いかもしれません。

 

本校は今、学校再開に向けての準備を進めています。

「ビフォアーコロナ」のように、というわけにはいきませんが、少しでも安心して皆さんが登校できるよう準備を進めていきます。

皆さんにお会いできることを心より楽しみにしております。