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校長Blog

校長ブログNo.6 創造力(=常に考える力)の大切さ

中学校の2学期の始業式で、2学期のスタートを切るのに当たって、自分の可能性を伸ばすため、まずは「苦手な教科を克服する」「自習道場で毎日勉強する」「英検に挑戦する」等の具体的な目標を設定して過ごすよう話しました。そのためにはメリハリのある学校生活と切り替えが大事で、「自主性と創造力」と「人生の方程式」の2つを意識し、何事にもチャレンジするよう話しました。

緑苑祭では、各学年とも見事な合唱を披露してくれました。また、スピーチ大会は各自がテーマをもとに自分の考えをまとめ、アピールすることができました。3年生はシンガポールの「ふれあいと学びの旅」での異文化体験を通して、日本の良さとコミュニケーション力の重要性を実感できたと思います。さらに、高円杯英語スピーチコンテストや私立中学校英語レシテーション大会出場、税の作文応募等にチャレンジし、見事な成果をあげた人もいます。各自が積極的にチャレンジした2学期でした。

一方、意識して欲しいと始業式で話した2点についてはどうだったでしょうか。

1点目の「自主性と創造力」は、ラグビー日本代表の前ヘッドコーチだったエディ・ジョーンズさんの考え方で、常に考えながら自主的に練習することで創造力が発揮され、試合での勝機が生まれるという考え方でした。

2点目の「人生の方程式」は、日本航空再建に手腕を発揮した稲森和夫氏が、平凡な人間の自分が人並み以上のことを成し遂げた方法です。人生・仕事の結果=「考え方」×「熱意」×「能力」という方程式で、3つの要素の中で「考え方」が最も重要で、マイナス100からプラス100まで幅があり、否定的(マイナス)な「考え方」の人は、ネガティブな結末を迎えることが多いというものでした。

先日、皆さんがこの2点を意識する機会がありました。それは、車いすテニスで2020東京パラリンピックを目指している二條実穂さんによる文化講演会です。二條さんは、皆さんに日頃から意識して欲しいこととして、①自分の中の小さな「好き」を大切にする、②「夢」を言葉にし、宣言する、➂他人と自分を比較しない、④「私には無理」と絶対言わないことの4つの心掛けを上げました。

二條さんは、「常に考える力」=「創造力」が身についていたため、これからどうすべきかを考えることができ、困難を乗り超えて夢の実現に一歩ずつ近づいているのです。改めて、生徒の皆さんにも二條さんのように、夢を持ち、今、自分はどうしたらよいのかを常に考え、本校の建学の精神の「自主自律」につながる「自主的な創造力」、考える力を身につけてもらいたいと思います。

ところで、10月には日本人としてうれしいニュースが入ってきました。今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、免疫の働きを抑えるブレーキ役となる物質を発見し、がんに対して免疫が働くようにする新たな治療薬の開発などに貢献した京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれました。

とかく私たちは、便利さを求め最先端の技術に目が移りがちですが、社会や人類に貢献するのは、このように地道な基礎研究があるからで、これもイノベーション(技術革新)なのです。今日は、IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボット、シェアリングエコノミー等、情報化社会に向けてのイノベーションが進む第四次産業革命の時代と言われますが、改めて、大きな変革ではなく、疑問に感じることへのあくなき探求やコツコツと積みあげることによる小さな進歩の大切さを実感させられるニュースでした。何事も地道にコツコツと取り組むことによって、新しいものが生まれてくるのです。皆さんも、何事もコツコツ取り組んでみてください。

                           2018年12月25日