Vol.15

先週、本校で開催したオープンスクールを終えた後、弘前へ向かいました。私にとっては初めての弘前訪問です。

夕方から皆さんと合流し、その夜は、長年本校との交流に携わってこられた方々とご一緒する機会をいただきました。夕食を囲みながら、これまでの交流の歩みについて、さまざまなお話を伺いました。

翌日は、市役所を表敬訪問した後、農園や物産品を扱う会社を訪問しました。実際に現地を訪れ、お話を伺う中で、毎年文化祭で届けていただいている弘前のりんごやお米、物産は、多くの方々に支えられて私たちの学校へ届けられていることを改めて実感しました。

今回の訪問で何より印象に残ったのは、弘前の皆さんの温かさです。以前からお目にかかっていた方も、今回初めてお会いした方も、皆さんが笑顔で迎えてくださり、親しく声をかけてくださいました。そのおおらかで温かな人柄に触れ、私の心まで温かくなるような思いがしました。

一方で、同行した鳩友会の皆さんと弘前の皆さんが自然に言葉を交わす様子を見ていると、本校と弘前との交流が長年にわたって大切に育まれてきたことが伝わってきました。

私にとっては初めての弘前訪問でしたが、その場に流れる空気から、本校と弘前との四十年にわたる交流の歴史を感じました。

今回の訪問を通して改めて感じたのは、本校は本当に多くの方々に支えられている学校なのだということです。

弘前との交流を長年育んでくださった皆さんをはじめ、保護者や卒業生、地域の皆様……。そうした多くの方々の思いが積み重なり、本校の歴史が築かれ、生徒たちの安心につながっているのだと改めて思いました。

本校には、卒業生の保護者を中心に運営されている鳩友会という後援会組織があります。緑苑祭(文化祭)でのバザーや弘前の物産販売も、長年にわたり鳩友会の皆さんが支えてくださっています。

そして、その収益は奨学基金として、本校の生徒たちを支えています。保護者に万が一のことがあったときも、生徒が安心して学び続けられるよう支える制度であり、これまで、この基金に支えられ、卒業の日を迎えた生徒が何人もいます。

校内には、弘前との交流を記念して植えられたりんごの木があります。今年、その木に初めて実がなりました。

人と人とのつながりは、多くの方々の思いに支えられながら、時間をかけて育まれていくものなのだと思います。

今回の弘前訪問は、本校が大切にしてきた「つながり」という財産を、改めて教えてくれた二日間でした。

校長 荒籾 和成