私は、学校は生徒にとって安心して過ごせる場所であり、いつでも戻って来られる「ホーム」でありたいと思っています。
一方で、先日の運動会では、学校はホームであると同時に、「チーム」でもあることを改めて感じました。
運動会ではクラス対抗だけでなく、中学1年生から高校3年生までの全クラスが、赤・青・黄の三つの団に分かれて競い合います。
生徒たちは自分のクラスだけでなく、学年を越えて同じ色の仲間に大きな声援を送ります。
印象に残ったのは、それだけではありません。
他の色の勝者にも惜しみない拍手を送り、最後にゴールする生徒たちにも温かな拍手を送っていました。
同じ色の仲間を応援し、他の色の健闘もたたえ合う。
そんなチームだからこそ、生徒たちは心から運動会を楽しんでいるように見えました。
そして、その運動会を支えていたのは、生徒の実行委員や体育委員、そして運動部を中心に係を担当した生徒たちです。
声を枯らしながら競技を進行する委員たち。
競技が滞りなく進むよう、黙々とアリーナを動き回る生徒たち。
先輩が後輩に教え、後輩はその姿を見て学び、いつか自分もそうなりたいと憧れる。
毎年繰り返される何気ない光景ですが、その積み重ねが、「家政らしさ」をつくっているのだと思います。
ホームとは、安心して戻れる場所。
そしてチームとは、それぞれが自分の役割を果たしながら、互いを支え合い、ともに成長していく仲間です。
その二つは別々のものではなく、ホームがあるからこそ、チームとして安心して挑戦することができるのかもしれません。
生徒たちの姿を見ていると、本校が大切にしている生活信条「愛情・勤勉・聡明」は、特別な場面で示されるものではなく、仲間を応援する声や惜しみない拍手、自分の役割を黙々と果たす姿の中で育まれているのだと、改めて感じた運動会でした。
校長 荒籾 和成
